急性期病棟に配属!もう辞めたいサインが出ている

急性期病棟辞めたい

最近多く寄せられる声は
1年目看護師の急性期病棟に配属されたが
もう辞めたいということです。

 

急性期病棟に配属される看護師には二つのタイプが
あることをご存じですか?

 

簡単です。
A、希望して配属された
B、希望してないのに配属された

 

以上です。

 

もちろん希望してないのに配属された新人看護師は
そもそもが入職した時点で不満があるわけですから
うまくいかない可能性が高いでしょう。

 

意外に適性がある場合

ところが、不思議なもので
希望した、希望しないに関わらず
適応できるか、どうかはやってみないと分からないと
というのが多くの急性期病棟に関わる看護師さんを見てきた
実感です。

 

急性期病棟はハードワークで45歳あたりで
体力が続かないというケースが多々あるほどですから
常に人手不足になる傾向があります。

 

いきおい、新卒看護師がバンバンと急性期に配属されることになります。

 

急性期を希望する看護師は、一言でいうと
意識高い系、やる気がある看護師です。

 

最近の厚生労働省の指導による入院期間の短縮化という命題によって
入院患者の回転は以前よりも格段にスピードアップしています。
そのためにさまざまな症例の患者さんをケアすることで
看護技術や特定の疾患に対する知識が深まります。

 

反面、検査出し、オペ出し、オペ戻り。様々な処置が
蜘蛛の糸のように迷路状に絡まってくるので
勤務中に自分がいま何をやっているのか混乱することも
毎日のようにあります。

 

とにかく、残業が多く、スピードが要求され
申し送りや連絡が強く求められる職場です。

 

四年制看護大学を出た自分に自信のある看護師が
求めてやってくることが多いのですが、
学生時代に優等生だった学生ほど
挫折しやすいものです。
なぜなら、急性期では学生時代の知識では通用しないし
正しい答えはないからです。
1年目は泥臭くついていくしかありません。

 

希望しないでもバンバン配属

一方で、希望しないでやってくる看護師は
その素質が見込まれて配属される可能性があるのです。

 

一言でまとめると気が強く、好奇心が旺盛
バイタリティーにも問題なし。
打たれ強いタイプとコツコツタイプがいます。

 

先輩看護師の、無理難題にも
なんとなくついていくのです。
7割できれば大丈夫、また明日ぐらいの気持ちが
持てると長続きしますね。
もちろん、急性期なので患者さんの生き死に関わるのですから
重大インシデントへの危機感を持つとともに
もしインシデントが起きたら素早く上司へ報告することは
いうまでもありませんね。

 

見てきたように急性期病棟が
合う合わないかは、実際に働いてみなければ
分かりません。

 

向いてない、できない場合

あなたがもし、向いていない
自分は毎日クタクタで疲弊していると感じているなら
ちょっと立ち止まって考えてみてください。

 

1年間やってみて、2年目になると
違う風景が見えてくるというのも事実なのです。

 

しかし、夜眠れない、朝なかなか起きれない
お風呂にも入れない、歯を磨いていると涙が止まらない

 

こういう状態になると、さすがに黄色信号です。
看護師を長く続けていこうと思うのなら
急性期から撤退することも視野に入れなければなりません。

 

あなたは適応障害なのかもしれないからです。
看護師には釈迦に説法ですので
鬱状態の一歩手前という認識だけは新たにしてください。

 

そして、一度鬱になるとなかなか
行ったり来たりの繰り返しなることが多いことも
肝に銘じてくださいね。

 

身内の精神疾患には理解不足

看護部長や、師長は医療従事者でありながら
精神疾患系の病気に対して理解が浅い傾向にあります。
ことに看護師の精神的不調に目をつぶることが多々あります。

 

戦場の兵隊ではないのに、まだできる戦える
それはオマエが甘いから、とばかり
根性論で石の上にも三年みたいなことをいいます。

 

動けるうちに動かないと
確実に弾に当たって死ぬかもしれないというのに。

 

えっと、恐ろしいことを書きましたが
これは急性期病棟ではよくあることです。

 

自分の身を守る

では、どうすれば自分の身が守れるのか?

 

ズバリいうと慢性期(回復期)病棟に移りましょうということです。
急性期病棟から慢性期(回復期)病棟にいくと
戦場の最前線から、後方の作戦本部にいったぐらい
心の緊迫度が違います。

 

詳しくは
新人看護師辞めたいのページをご覧になるといいと思います。
奨学金の返済で悩んでいるなら
コチラの記事が参考になります